皆さまよりご投票いただいた集計結果の発表です!
すみません、引っ張るつもりはないのですが、一時帰国していた主人が娘を連れて戻り、また、息子が転校することになって、その手続きなどしておりまして、まとめての発表が難しい状況です。
7月中に少しでもと思い、分割しての発表とさせていただきました。
残り8問もなるべく早く up できるようにしたいです。
さて、今年もベル関連企画目白押し!
池田先生のオフィシャル・サイトではこんな情報が紹介されていました。
◆「ベルサイユのばら11巻」発売情報と、発売記念企画。
アンドレ、ジェローデル、フェルゼン、アラン編の新作エピソード収録。
発売:2014年8月25日(月)
定価:本体660円+税
発行:集英社マーガレットコミックス
発売を記念して集英社「マーガレット」で2号連続、「ベルばら」大プッシュ企画が実施されるそうです。
【付録】
8月20日発売・18号では「ベルサイユのばら」ノート
9月5日発売・19号では着せ替えブックカバー2枚セット
【懸賞】
コミックス1~11巻の収納にもピッタリの「ベルサイユのばら コレクションボックス2014」などのオリジナルグッズが当たる2号連続(合計400名)のビッグプレゼントも実施予定。
付録目当てで少女マンガ雑誌買いましたね……。
懸賞も何回か応募しましたが、子供の頃は当たった記憶がないです。
一回くらいはあったかも(うろ覚え)?
何もかもが懐かしい……。
◆Android/iOS向けに好評配信中の無料メールアプリ「カカオトーク」に、「ベルサイユのばら」のスタンプが登場!
コンテンツ名称:『ベルサイユのばら』
サービス提供先:無料メールアプリ「カカオトーク」
価格:1パック200円(税込)※1パック40個
対象機種:Android/iOS 「カカオトーク」対応機種
詳しくは池田先生のオフィシャルサイトに!
→ 池田利代子オフィシャルサイト インフォメーション(新しいWindow が開きます)
教えて下さった、Uさま、いつも旬な情報をありがとうございます!
この肖像画、何だか不思議な感じがしませんか?
現在住んでいる所から電車とバスを乗り継いで小一時間ほどの所に、ケンウッド・ハウスというカントリー・ハウスがあります。
18世紀に半ばに、初代マンスフィールド伯爵がロンドンで仕事をする上での住まいとして購入し、改築させたものです。
広大な敷地の中に建つ白亜の建物。
伯爵は高名な法律家で、イングランド及びウェールズ高等法院首席判事の地位に就きました。
現在、建物はイングリッシュ・ヘリテッジが管理していて、入館料は無料。
なのに、レンブラントやフェルメール、ターナーなどの名画がそこかしこに飾られていて、カウントリー・ハウスとしての建物も、絵も楽しめる素晴らしい所です!
絵画は当時からあったものではなく、20世紀に入ってから、この屋敷を買い取ったギネスビール社会長の初代アイヴィー伯爵エドワード・セシル・ギネスのコレクションらしいですが。
個人的に大好きな、ジョン・シンガー・サージェントの作品があって、嬉しくて思わず感涙!!
こんなところで出会えるなんて、運命!?と思っちゃいました(笑)
テートの「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」に次ぐ肉眼2作目。
嬉しさのあまり、写真に撮り忘れちゃったんですが^^;
内部はこんな感じです。
この色使い、ウェッジウッドを思わせませんか?
敷地は、ハムステッド・ヒース公園となっていて、多くの市民が訪れます。
夏は野外コンサートもあるんですよ。
裏の使用人棟はオーガニック・フーズを提供するカフェになっています。
そのカフェの手前には、かつてのバスルームがあって。
当時、ここは有名な温泉保養地だったそうです。
Oさまはきっとお風呂好きだったに違いないと思うと、部屋で湯あみもありだけど、こんな風に個人的なバスルームもありかな~なんて、ベル妄想。
これまでも何回かロンドンで訪れた場所をご紹介したのですが、ここは自分にとって特別な場所に思えてしまって……。
もう先月のことになりますが、『Belle』という映画を見ました。
主人公は最初の写真の方です。
名前をダイド・エリザベス・ベル(Dido Elizabeth Belle 1761 - 1804)と言います。
右でなく、左の女性です。
褐色の肌をもつこの女性は、初代マンスフィールド伯の甥の娘に当たります。
イギリス海軍の軍人だった彼女の父親は、拿捕したスペインの奴隷船に乗せられていた彼女の母親を愛するようになり、生れたのが、ベル。
正式な奥さんは別にいたのですが、ベルの母親の死後、父親は彼女を引き取って子供のいなかった叔父マンスフィールド伯爵に預けました。
そこには、肖像画右側のエリザベス・マレーという1歳年上の又従姉がいて、当初、ダイドは彼女の私的な付き人となるようにと、育てられます。
レディの私的な付き人にふさわしくなるために、十分な教育は施されたようです。
母親が奴隷の身分であったこと、そして、肌の色から差別的な処遇は受けたようですが、それは当時としては至極当たり前のことでした。
ですが、彼女は非常に才気煥発で、大叔父が抱えていた裁判に関して相談役をするなど、秘書的な仕事をさせてもらっており(審理の相談役は本来、男性秘書の仕事だった)、また、父親が亡くなると遺産の分割を受け、大叔父が亡くなる際には、遺産と年金を与えることと、彼女を奴隷の身分から解放することを書き残しています。
家令と結婚して、子供にも恵まれたそうです。
当時としては、破格の待遇を受けていた彼女。
それを象徴するのが、冒頭の肖像画。
オリジナルはスコットランドのマンスフィールド伯爵邸にあるそうで、これはケンウッドハウスに飾られていた写真を撮影したものですが、当時、奴隷である黒人が絵画に描かれる場合、白人である”主人”より下部に描かれ、正面に視線を向けてはいけなかったそうです。
それが、彼女は生き生きとした目をまっすぐにこちらに向けて、寄り添う白人の又従姉は親しげに彼女に腕を伸ばして触れている。
彼女がマンスフィールド家でどれだけ大切にされて来たかが分かります。
この肖像画が一般公開されたのは、2007年のこと。
そこから初めて、歴史家が彼女について調査・研究し、大まかな生い立ちが分かったそうです。
彼女が生きた18世紀から、約200年の時を隔てて。
なんだかちょっと、ベルファン魂が疼きませんか!?
18世紀中葉、身分違いの恋(真実の愛)、親子の情愛、身分を越えた友情。
性別や立場は異なれど、キーワード的にはOAにあてはまる要素が多く。
前置きが長かったですが、そんな萌えを満足させてくれる逸話でした。
こんな、18世紀。
階級やしきたりにがんじがらめでありながらも、決してそれに隷属していたわけではなく、例外もあったし(ダイドの場合、大叔父が職権を利用して、ずいぶん彼女の立場を正当化したらしいですけれど)、ヒューマニティあふれるエピソードが実際にあって。
海を隔てたフランスで、男装の麗人(軍人)とその従者が実際に存在しても、そこに恋愛が成立しても、おかしくないではありませんか!?
↑ 言いたかったのは、この一文です。
件の映画はといえば、ダイドの立場が史実よりかなりよく描かれています。
あまり差別的処遇がないので、憤ったり感動で泣いたりという映画ではないのですが……。
大叔父マンスフィールド伯爵が下した判決を軸に、彼女のラブ・ロマンスが描かれていきます。
判決の行方は?(ちょっとググればわかっちゃうことですが)
彼女の恋の行方は――?
オチが予想されちゃう脚本なんですが、18世紀らしい建物や習俗、ドレス・服装はが十分に堪能できました。
いつもコメントをありがとうございます。
こまめにチェックはしているのですが、お返事が滞ってしまい、大変に申し訳ありませんm(_ _)m
まずは6月分のお返事をさせていただきまして、7月分は近いうちに。
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