
娘が「ジョジョの奇妙な冒険」にはまってます。
それで買ったコミックスのタイトルに、”ルーヴル”が。
反応してしまいました(笑)
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、「ジョジョ…」の第四部に登場するキャラクター、岸辺露伴が過去に出会った謎めいた女性の面影を求めて、ルーヴルに収蔵されている「黒い絵」を訪ねるというストーリーです。
ルーヴル美術館による「バンド・デシネ」(略してBD:ベーデー)プロジェクトの一環として製作されました。
「バンド・デシネ」とは、直訳すると「デッサンの描かれた帯」という意味。
要するに、コマに描かれた絵が連なっているという意味で、広い意味で漫画なんですが、BDの場合、一つ一つのコマが一枚のイラストとして成立しており、物語をすらっと読ませるための日本の漫画とは少し性質が異なります。
BDは、フランスでアートとして捉えられているので、ルーヴル美術館主催で展開されてもおかしくないというわけだそうです。
そのプロジェクトで何冊かフランスの作家が作品を制作※したのですが、日本代表として白羽の矢が立ったのが、「ジョジョ…」の作者である、荒木飛呂彦氏。
ご縁もあったようですが、個性的なところが目を引いた理由でしょうか……。
写真にある表紙を氏は、「トリコロールを意識した」とおっしゃってましたが……トリコロール?
独創的な。
もちろん、仏版の単行本も発行されており、2009年にはルーヴルで原画が展示されたそうです。
荒木氏、今年は、GUCCIとのコラボもしていますね。
物語もそこそこ面白かったですが、巻末の取材レポが、自分にとっては非常に興味深かったです。
普段は入れないルーヴルの舞台裏を特別に公開してもらったのだそうです(そんなTV番組もありましたよね)。
12世紀に要塞として建てられた城が、何世紀にも渡って増改築を繰り返されたとのことですから、地下は迷路のよう。
ついつい、そんなところにロマンを感じてしまいます。
ベルサイユ宮殿で、某日本人アーティストの展覧会が開催されて物議をかもしましたが、ヨーロッパの中で特にフランスは、日本の漫画文化に非常に高評価を与えている国だと思います。
※ フランス人アーティストの作品としては、以下のものが刊行されています。
「氷河期」 ニコラ・ド・クレシー
「レヴォリュ美術館の地下」 マルク=アントワーヌ・マチュー
「奇数時間に」 エリック・リベルジュ
「ルーヴルの上に広がる空」 ベルナール・イスレール
さて、まもなく7月。
今年はPCが不調で、他にも例年よりしなければならないことが盛りだくさんだったので、「7月、どうしよう」と思っていたのですが、自然と妄想があふれることを止められません(笑)
どれくらい出来るか分かりませんが、三が日に向け、形にしていきたいと思います。
ご一緒に盛り上がって参りましょう~!
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