ロンドン日記です。
フランスでもなし、パリでもなし……。
いらないわ~!!
という方はどうぞ、ここでお戻りください。
最後で当サイトやベル二次に、こじつけてはありますが(笑)
”読んでもよくってよ”と思って下さる方のみ、リンクをクリックして、
つづきをどうぞ。
ここ数日、曇天で小雨の降り続くロンドン。
最高気温は20度に届かず、
最低気温は5度前後。
いつも、こんな風なんでしょうか。
日本の5月からの暑さと6月の湿度が、ちょっと恋しくもなるような
寒さ。
ちょっと前のトラファルガー広場。
青空のもと、燦々と降り注ぐ陽光。
それを楽しむ人たち。
こういう日は過ごしやすくていいんですよね!
ロンドン万歳!!
なんて、思ってしまいます。ゲンキンですね~(笑)
ちなみに、左上に写っている建物がナショナル・ギャラリーです。
名品がずらりの美術館。
しかも…………入場は無料。
寄付の受付はあるので、美術館や博物館に行くたびに、
あまり使わない1~10ペンス硬貨数枚とか、
自分の出来る範囲での募金をしています。
”ずっと未来まで無料でありつづけるために。
わずかな寄付が大きく支える”
みたいなことを書かれていると、胸をつかれます。
この辺り、うまい~!
アメリカ独立戦争や、対ナポレオン戦争で活躍したネルソン提督は
写真中央にそびえる石柱の上に立っておられます。
トラファルガー海戦で戦死した彼。
命令無視(軍隊では絶対のはず)や人妻との恋愛など、スキャンダラスな話題には事欠かず。
でも、個人的に、こういう無謀な人は好きだな……。
自分がそう出来ないから、憧れもあるのかも(笑)
ひとつ残った左目で、今も何を見るのか?
ナショナル・ギャラリー前の階段は人でいっぱい!
この季節の光を貪欲なまでに、楽しむように。
ランチどきには、テイクアウェイのサンドウィッチなどをのんびり食べている
光景が、なんともよいです。
ゴミの多い印象のイギリスには珍しく、
中央に写っている噴水は清掃が行き届いていて、
まばゆい水滴をまき散らしていて、気持ちいいです!!
当然、噴水の周囲にも、ずらり、人人、人。
そんな中、歴史ある石像や建物の中に真っ青なニワトリが!
嫌でも目を引きます。
現代アートの作家が作った樹脂性のニワトリで、他と比べたら、場違いなんですが……。
イギリスの空の青さに映えているし、
当初の驚きがさめてくると、何だか愛らしく見えて来るから不思議。
ちなみに、この向かって右手のちょうど線対象の同じ場所、同じ台座に、
この広場の建設を依頼したジョージ4世の石像があります。
その2つの対比が絶妙。
う~ん、そうそう。
これが、現代のイギリス……。
伝統と新しさと。
それが、融合せず、共存している。
お互いがお互いを決して侵害せず、並んで立っている。
ロンドンに来てから感じていた、ダイバーシティの象徴的な場所が、ここにありました!
ナショナル・ギャラリーの某窓からの眺め。
ネルソン提督は青いニワトリ背を向けている恰好ですが、密かに気づいて。
どう思っているのかな?
ジョージ4世像と比べて、無い右腕で、密かに
ナイス!していたりして。
【トラファルガー広場について】
1820年代、ジョージ4世が建築家のジョン・ナッシュにこの地域の再開発を依頼。 現在の形になったのは1845年である。
以上2行はWikipedia よりですが、さらに。
またこの広場は政治演説をする人が多いことでも有名で、
週末には何らかの集会が行われていることが多い。
この時は大道芸人の方が、おおきなシャボン玉を作ったり、
各国の国旗を描いていたり。
それぞれの国旗にコインが置かれているんです(笑)
そりゃ、異国で自分ちの国旗に遭遇したら、応援したくもなるかも。
たとえそれが、誰の懐に入るのだとしても。
一番よいな~と私が思ったのは、スーツをきちっと着て、
髪型も整えたイケメン2人でギターを奏でている大道芸人さんでした。
この二人の周囲には人垣がありました。
スーツと大道芸、これもちょっと不思議だけど納得できるのが、ロンドンなんですよね。
フランスでも、たとえばルーブル美術館前のスケルトンなピラミッドのように、
ちょっと違和感感じる取り合わせがあるけれど、
そうやって伝統と新奇を取り混ぜて現在に至っているのが、
現在のヨーロッパなのかも。
過日、反移民・反EUの政党が選挙で第一党となった
フランスですが、どうぞ、寛容を忘れず、
移民排斥など、辛い出来事が起きませんようにと祈っております。
伝統と現在の融合、うまく拙サイトの現代物にも取り入れられたらと思います。
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