ジェローデル編につづき、アラン編を見て参りました。
お昼を新宿の「ヴェトナム・アリス」でいただき、夕方から観劇いたしました。
生春巻きセット(数種の春巻き、フォー、コーヒーつき)は大満足。
「ヴェトナム・アリス」さんのお料理は、春巻きにしそが入っているなど、日本人向けにアレンジされていて、とてもおいしかったです!
食後のヴェトナム・コーヒーは、カップの底にたっぷり入ったコンデンスミルクと濃い目のコーヒーを混ぜて飲みます。
コーヒーの苦味とコンデンスミルクの甘さが互いをひきたてあって、なかなか。
ふだんコーヒーは苦手という方でも飲めるのではないかと思います。
観劇まで時間があったので、タカシマヤタイムズスクエアビル内の紀伊国屋へ。
1Fのベルばらグッズコーナーがお目当てです(笑)
今回は「オスカルロングマスカラ」を購入。
帰ってから早速試してみましたが、私の短~い睫毛でも、ビューラーで引き出して重ね付けしたら、かなり長く見えるようになりましたよ(笑)
なかなかの優れものです。
それでは、以下、「アラン編」、宝塚通でもないので、すごく個人的な感想です。
ネタバレになりますので、これから観劇される方はご覧にならない方がよいと思います。
それでもいいよと思われる方は、リンクをクリックして下さいませ。
(あらすじ)
バスティーユから、およそ10年後のアラン。
なぜか片腕。ナポレオン軍の将軍になっているのは「エロイカ」のとおり。
幽霊となったディアンヌと、革命前のこと、オスカルのことなどを語り合う(その後も、随所にソワソン兄妹の対話が挿入される)。
回想シーンへ。
革命前、衛兵隊に転属してきたオスカルは、アランをはじめとする衛兵隊員達とぶつかり合いながらも、やがて絆が生まれていく。
アランも最初は猛反発するが、オスカルの気高さに触れて彼女のことを愛するようになる。
オスカルに付き従うアンドレとも友情が芽生えるが、バスティーユの戦いで2人は戦死。
その後、ナポレオンの片腕になるが、革命の理想を台無しにする皇帝即位を阻止すべく暗殺計画を練るも、志半ばで銃弾に倒れてしまう。
ストーリーは「ベルサイユのばら」と「エロイカ」の筋を追った感じで、散漫な印象でした。
アラン編なのに、アランの見せ場がすごく少ないのですよ。かわいそう。
オスカルさまとアンドレの方が出番が多いくらいでした。
オスカルさまは、前回のジェロ編よりは軍人としての面が多く描かれて凛々しかったです。
アンドレは、失明が衛兵隊員達にばれ、7月13日、オスカルといっしょに行きたいと言う場面で土下座まがいのことしちゃうし、なんだかな~でした。来年のアンドレ編では、もっとその辺りは男らしく描いてほしいです。
アランがバスティーユで片腕を失ったことになっており、それは意味があるのかよくわかりませんでした。
でもパンフで「念願であった”片腕の将軍”として登場するアランをとても楽しみにしています」って、池田先生がおっしゃっておられて……。
そうそう、百合キスありました(バックに百合はなかったですが)!
ブイエ将軍の横暴さに怒ったアランが、将軍を切ろうとして追いかけるんですが、それを止めようとしたオスカルさまの唇を……!
個人的にはツボったのですが、あまりに唐突だったので、何が起きたのかよくわからなかった方もいたのではないかと思います。
しかし、何と言っても一番のびっくりはディアンヌちゃんが幽霊として登場したことでしょう!
生前のシーンは一切なし。
しかも結婚を決意したのが、大好きなお兄さんが結婚によって昇進できるかもしれないと思ったからとか変な理由付けもされておりました。
いくら主演男役と主演娘役の間にラブがないといけないとはいえ、これは無理矢理すぎるような……。
アラン像も、かなり私のイメージとは違っていて。
ナポレオンの暗殺をジェローデルらと組んで画策するんですが、それが事前にばれ、ジェローデルが先に殺されてしまうと、「もう終わりだ」ってあきらめムードで、最期は大した抵抗をするでもなく、あっさり銃殺されてしまうんです。
アランなら、もっと最後まであがくのじゃないのかな~と。
不満だらけの感想ですが、出演されていた生徒さん達は、とてもがんばっていらっしゃったことだけは付け加えておきたいと思います。
外伝三部作のうち、2作を見てわかったことは、
1.革命勃発から10年後に始まり、革命前を回想した後、現在に戻ってナポレオン暗殺に絡んで殺されてしまうというストーリーのパターン。
2.ナポレオン暗殺を計画した2人(ジェロとアラン)は互いの立場を越え、革命の理想を実現しようとしたオスカルの遺志を継がなければと思っている。
でした。
三部作と銘打ってあるだけに、ストーリーのパターンは「ベルナール編」も変わりがないと思いますが、「オスカルの遺志」を継ぐという点ではどうなるんでしょうか?
ジェロとアランと決定的に違うところは、オスカルに恋心を抱いていないというところだし。
三人の中で一番、革命に対して熱そうなので、皇帝に即位しようとしているナポレオンは許せんって思うことは自然ですけど。
チケット入手できたので、見届けて来たいと思います。
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