ベルばら関連本は既に何冊か持っているので、購入を迷っていました。
ネットでの評価や、一部公開されている画像などを見て、「買わなくてもいいかなぁ」と思っていたのですが。
やっぱり買ってしまいました~!2冊共^^;
でも、買って後悔はなかったです。
ビジュアルガイドは、原作の絵だけでなく、宝塚やアニメの資料なども掲載されていて、個人的にはどちらも興味をもって見ているので、面白かったなと。原作オンリーの方は、逆に余計に思われるかもしれませんが……。
企画としては、連載されていた週マを振り返る章もあり、当時の他の主な掲載作品や、あのベルの名場面は、この号掲載という情報が、年表にまとめられていました。
他は池田先生のインタビューや、中野京子さん、中井美穂さん(宝塚ファン)、姫野美智さんへのインタビューなど。
最後の方には、プロのマンガ家さんが描いたオスカルさまが、うわ~っというくらい(笑)
いろんな絵柄で、思わず、「二次創作!」と思ってしまいました。プロの方による公認の。
好みもありますが、楽しかったです。
「池田理代子の世界」は、ベルばらを中心に池田先生のこれまでの作品を振り返り、集大成したもの。
木原敏江先生、林真理子さんとの対談、よしながふみ先生へのインタビューなど、読み応えがあります。
他の作品に登場する、オスカルやアンドレ(らしきキャラクター)の紹介なんて、マニアック♪
二ノ宮知子先生の「のだめ…」にベルっぽいところが出て来ると、とっても嬉しかったことを思い出し、子供が幼児だった頃に見た、「ハム太郎」にも、オスカルさま(獣医)とアンドレ(助手)がいたなぁなんて。
オスカルさまが銃弾に倒れてから絶命するまでの走馬灯・イラストストーリー(カラー)、P8も掲載。
これは、いろいろツッコミたくなることもあれど……。
ドリンクとか薔薇とかティーセットとかコスメとかの宣伝が、ちょっと五月蝿くも感じますが、これだけのボリュームでこの価格なのだから、宣伝は仕方ないかと思い、寧ろ、そんなところまで派生している「ベルばら」の影響力の大きさを思いつつ。
「ベルばら」好き以外でも、70年代のマンガが好きだったり、たとえば社会学的に少女漫画というものを考えることがあるならば、貴重な資料ではないかと思いました。
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