皆様、こんにちは。
今年も巡って参りましたね、三が日。
どう過ごされていらっしゃるでしょうか。
コロナ禍に、わが家は息子の問題もあり、ずっと創作活動に向かう余裕がなかったのですが、三が日は外せない!
息子の件は、いくつもアドバイスを頂戴し、異口同音に「お母さんがどんと構えて、子供を信じていれば」と仰っておられ、かなり気持ちを切り替えることができました。本当にありがとうございます。
親としてやれることをやったら、後は本人の問題ですよね、確かに。もう17歳ですし。
医者が患者を治すのではなく、患者自身が治ろうとするから治るのだとも言いますし。
というわけで、久々に創作活動に精を出した次第です。
――と言っても、短編になりますが。
しかも、OAのシーン少なめで、余計なシーン長めです。
「ベルばら」の二次創作なのに、すみませんm(_ _)m
※以下、内容に触れておりますので、SS を読まれてからお読みになった方がよいかもしれません。
とにかく、私の現代物SSはキャラクター幸福化計画ですので、アンドレからプロポーズの言葉を言わせてあげたくて、作った話です。
12日の夜も、13日朝の「この戦闘がおわったら結婚式だ」もオスカルさまからでしたよね。
当時、彼の身分を考えれば絶対に自分から言えなかったけれど、現代ならば。
プロポーズはもっとロマンティックに盛り上げるべきなのかもしれませんが、この二人の場合、大事なことは割と日常のつづきの中で起きているような気がして。
アンドレは抑えて来た感情が表出して行動に移すことが多かったですし。
それで、こんな感じに。
このエピソードは数年前に思いついていて、ただ、ここにたどり着くまで、バイオリン話とか、まだ紆余曲折あってからの話だったため、書かずにおりました。
山あり谷ありした後の方が、きっと心に響きますよね。
ただ、コロナ禍や災害がつづき、きっと気持ちが落ち込み気味の今こそ、フィクションの世界では明るい物語をお届けしたいなと思い立ちまして。
先にラストシーンをお見せするような出し方になりましたが、少しでも憂さが晴れましたら、幸いです。
ちなみに、この後も、OAの苦難はつづく予定ですので、ご安心(?)下さい。
結婚にこぎつけるまでには、ジャルパパ攻略もありますしね~。
アンドレの見た夢は、彼の前世なのか、それともただの夢だったのか、それはご想像にお任せで。
第二次世界大戦が舞台になったのは、私もよく分かりませんが、何となく思いつきです。
ベルばらの読者様は歴史に詳しい方が多いので、釈迦に説法だと思いますが、ラジオから流れて来たヴェルレーヌの有名な詩の一説は、各地のレジスタンスに、ノルマンディー上陸作戦決行を知らせる暗号です。
パリの解放がその後、3か月弱なので、あとちょっと正体がばれなければ、その後もアンドレは生き続けていたかもしれませんね。
あ、でも、もしこれが彼の前世だとすると、ここで死ななければ、オスカルさまが転生した際に、アンドレおじいちゃん!?
それは、悲劇だ……。
地球上に多くの生き物がいる中で、こうして物語を創作して現実とは別の精神世界を築けるのは人間だけ。
それは、とても尊い能力だと思います。
現実は辛くとも、フィクションの世界で一時自分を解放したりして、困難な時を乗り切っていかくための力なのかもとも思います。
末筆ながら、新型コロナウィルスを発症された方のご快復と、経済的打撃を受けている方の生活が上向いていくこと、そして、豪雨によって被災された皆様が一日も早く日常を取り戻せることを心よりお祈り申し上げます。
私も、自分が出来ることをしていきたいです。