日本橋高島屋で開催されている展覧会の初日に行って来ました。
入り口では、主要キャラのパネルがお出迎え。
これは、アムール・デュ・ショコラとのコラボの時に催されたトークショーで、舞台上に飾られていたものと同じかと。
今回の展覧会は、サブタイトルに「ベルばら」が入っていますが、「ベルばら」だけでなく、先生のデビュー作である「由紀夫くん」から、最近描かれた「ベルばら」の新エピソードまでの一連の作品をほぼ時系列に見ることができます。
漫画家生活50周年にふさわしい、これまでの先生の世界の集大成。
先生が漫画という媒体を通して、描きたかったこと・伝えたかったことが、少し理解できたように思いました。
先日のトークショーでは、ご自身で「今年、古希をむかえる」と仰っていましたが、漫画家歴は50年、「ベルサイユのばら」が連載開始から45年。
弱冠20歳でデビューされて、その後、25歳の若さで「ベルサイユのばら」を書かれた……知ってはいたけれど、あらためて考えると、すごいです。
少女漫画家は10代後半から20代でデビューすることも珍しくはないですけれど、展示されていた最初期の作品に比べると、絵はたった5年で格段に進歩されていらっしゃるし、その5年で、「ベルサイユのばら」を描き切るまでに、漫画家としての力をお付けになったのですよね。
魅力的で個性的なキャラクターが織りなす歴史大河、史実組もいて、ツヴァイクの本を参考にされたとはいえ、よく全体をコントロールされたなと感心するばかりです。
47歳で音大に入学されたと聞いた時も、感嘆しかありませんでしたが、お若い頃から大変な努力家でいらっしゃったのだと。
今回の展示会では、「ベルサイユのばら」以前の作品で、原爆や戦争、それから児童虐待などを取り扱った社会派な作品を描かれていたことを知り、初期から、描きたいテーマが骨太だったからこそ、「ベルサイユのばら」という作品も生まれたのだなと思いました。
それに、幼い頃から培っていらっしゃった教養や素養も加わってのことでしょう。
さて、展示物は、先生が手掛けられた「マーガレット」の表紙や、生原稿にカラーイラストに加え、宝塚の衣装も。
アントワネットさまとフェルゼン。
そして、OA。
会場内は撮影禁止でしたが、ここと、それから次の画像のエリアのみ写真撮影OKの掲示があったので、もちろん、遠慮なく撮らせていただきました(笑)
オルフェウスの窓~!
先生がご自身の作家生活を振り返られたビデオの上映もありました。
で、テンションが上がっているところで、出口にはグッズ売り場です。
もう、何度、ここで仕掛けられている”罠”にはまったことか(笑)
戦利品です。
左上から時計回りに、オスカルさまの衛兵隊軍服をイメージしたマスキングテープ、3色ボールペン(HI-TEC-C OLETO n)、オル窓の一筆箋、展覧会のオフィシャルブック、それからオフィシャルブックを買った先着1000名にプレゼントのおまけポストカード、「ベルサイユのばら -アニメーション・アルバム」(復刊ドットコム )、ブック型付箋、ベルばらとオル窓のマグネットです。
他にもほしいグッズがいっぱいあったのですが、お財布と相談して。
何とかこれでも抑えた方です(笑)
「オフィシャルブック」は、池田理代子作品の紹介のほか、萩尾望都先生、木原敏江先生との対談、よしながふみ先生のエッセイ、ベルファンのマンガ家さんからの寄稿なども載っていて、読み応えがありました。
「アニメーション・アルバム」は美術の設定資料がほしくて、つい買ってしまって。
この時気になったのは、本だと、「ベルサイユのばら 1972-73 [豪華限定版]」(雑誌掲載時と同じB5版のコミックス)、「ベルサイユのばらの英語: 名場面、名セリフで楽しむ (実用外国語)」(小学館)、「ベルサイユのばらで学ぶフランス語」( 朝日新聞出版)。
英語はまあ、いいかなと思い、フランス語は、2006年にソニーマガジンズより刊行された内容に一部、加筆修正して再刊したものとのことなので、その2006年版を持っているので、やめました。
2006 年版より表紙も豪華だったし、本編の紙質もこのバージョンの方がグレードアップはしていて、また別バージョンとして、ちょっと欲しいなとは思ったのですが^^;
B5版コミックスはハードカバーの豪華装丁で内容も充実していそうだったけれど、1冊8,834円いうので、あきらめました。
ちょっと私には高すぎます。それも全7巻ですよ~(>_<)
ある方がメールで教えて下さって、ほしいなと思っていた「池田理代子 麗しの世界 (TJMOOK)」 (宝島社) は、この日は置いていなくて(教えて下さった方、ありがとうございましたm(_ _)m)。
そちらはネットで購入することに。
こちらは1,200円(税別)のお手頃価格。
「ベルサイユのばらぴあ (ぴあMOOK) ムック」があって、そちらはは2,700円。
金色のポーチが付録に付いていて、2,700円のうち、半分くらいはポーチ代かもというくらいポーチはなかなかよかったのですが、見本をパラパラっと見たところ、だいたい知っている内容ばかりだったので、購入は見送り。
オフィシャルブックの萩尾先生との対談で、池田先生が、「やってみて、音楽には才能ないと分かって、やっぱり天職はこっちだと思った」と仰っていたので、今は漫画を描くことに乗っていらっしゃる模様。
新エピソードもまだつづくのでしょうか!?
できれば、昔のコマの描き直しは使わずに、隠れたエピソードを描いて下さったらいいなぁなんて。
わがままなことを言って、すみません……。
こちらのグッズ売り場で5,000円以上買うと、展覧会の招待券がもらえます。
もし、5,000円以上買いそうな予感がしていたら、ちょっと荷物にはなるけれど、まずはグッズ売り場にGOはありかもしれません。
日本橋高島屋では、グッズ売り場には入場料を払わなくても入ることができていました。
私は展覧会を見た後でグッズを買ったので、招待券が余っていて。
せっかくだから、横浜にも行っちゃおうかな~。
↑ まだ行くんかいって感じですね^^;
ベルばら求道者の道は深く険しいです。
【池田理代子デビュー50周年記念展~「ベルばら」とともに~ 開催日時】
日本橋高島屋 3月 8日(水)~3月20日(月・祝)
大阪高島屋 3月29日(水)~4月10日(月)
京都高島屋 4月12日(水)~4月23日(日)
横浜高島屋 4月26日(水)~5月 8日(月)
大阪、京都でもサイン会やトークショー開催予定。
詳しくは、池田先生のオフィシャルサイトのインフォメーションをご覧ください。
http://www.ikeda-riyoko-pro.com/info/
冒頭の写真に、ちらしが写っているのですが、 CS のLaLa TV HDでは、6~7月にかけて、「ベルサイユのばら」特集と銘打って、アニメの再放送や、宝塚での舞台を放映予定だそうです。
また、第41回スタンプショウ「スタンプショウ2017」では、「ベルサイユのばら」が起用され、関連切手やフランス革命時期の切手などの展示コーナーがあり、浅草郵便局の臨時出張所では、ベルばら日替わり記念小型印やフランスなど諸外国の記念押印サービスが受けられます。これは、たぶん、消印のことですよね。
会場限定の公式記念グッズ販売ほか、スタンプラリーなどが実施予定とのこと。
スタンプを8個集めると記念品がもらえるそうですよ。
【スタンプショウ2017】
会期:2017年4月21日~23日
会場:東京都立産業貿易センター台東館6・7階
入場料:無料
時間があったら、行ってしまうかも(笑)
フランス革命時の切手がちょっと見てみたい。
今年前半だけでも、これだけ盛りだくさんで息切れしてしまいそうですが、これだけ展開する年も、もうそうそうないかもしれませんので、できるだけ追いかけて行きます~!!
長文、最後まで読んで下さって、ありがとうございましたm(_ _)m