松屋銀座で開催された「ガラスの仮面展」へ8月末に行って参りました。
この作品にも一時、夢中になっていて、私の青春に一コマでした~。
紅天女候補の二人。
連載期間の長いマンガだけあって、この日は平日にも関わらず来場者が多数いらっしゃり、開催期間が短かっただけに、さぞや土日は混んだのではと思います。
代表作『ガラスの仮面』を中心に、美内先生の懐かしい作品の生原稿がずらり。
『ベルサイユのばら』の原画展でも毎回思いますけれど、生原稿は美しい!
『ガラかめ』以外にも美内先生の作品は集めて読み漁っていたので、思い出しながら鑑賞しました。
ホラー系も描かれていたんですよね。『白い影法師』の机の下に霊がいるシーンとか怖かったなぁ。
感動系では『王女アレキサンドラ』なんて、何度読んでも泣けて。
『聖アリス帝国』は未完ですよね。さすがにもう続きは読めないかな。
漫画家も作家も得意分野があるものですが、美内先生は多種多様なジャンルの物語を描かれていて、それが『ガラスの仮面』の作中劇に生きたそうです。
『ガラスの仮面』エリアでは、速水真澄コーナーがあって、マヤの情熱に心動かされてファンになってから、見つめ続けているうちに恋心が芽生え、お互いに魂の片割れとまで思い合うほどになる過程を追っていくと、やっぱり何とか二人をハッピー・エンドにしてあげてほしいと願わずにはいられませんでした。
でも、心を病んでしまった紫織さんという存在もいますしね……。
愛し合いながらも、結ばれないという可能性も。
つづきが気になります(>_<)
アニメ化やドラマ化もされましたよね。
そのメディアミックス関連の品々、それから、紅天女をモチーフとして作られた新作能のために打たれた能面も展示されていました。
会場出口付近では、北島マヤと姫川亜弓、どちらに紅天女を演じてほしいかという投票がありました。
亜弓さんも健闘していましたが、さすがに主役だけに、マヤがリード。
でも、亜弓さんも努力の人で、紅天女にかける情熱はマヤに劣らないので、負けてほしくないし……。
こちらの行方も早く知りたい!
会場内は撮影禁止だったので写真がありませんが、入口や出口付近の写真を。
たくさんのお花が。
左上の紫のバラの花束は入口の目立つ場所にあって、てっきり主催者側の演出だと思っていたら、なんと、匿名のファンが送ったものだとか!
粋なことをする人がいるものですね(見えにくい場合は、写真をクリックすると少し大きいものが見られます)。
↓ こちらに詳しく書かれています
『ガラスの仮面』企画展に紫のバラ、実は匿名ファンから10年前からつづく粋な再現
グッズ売り場もそこそこ盛況。
ベルサイユのばら展だと、「あれも、これも」と我慢しているつもりでも、ついつい買い過ぎてしまいますが、こちらでは、しおりとメンディング・テープくらいに抑えました。
こんな速水社長からの粗品風の商品も。
遊び心が楽しいですね(^^)
メニューにパフェとソーダフロートしかなく、食事がしたかったので入らなかったけれど、コラボ・カフェも併設されていました。
店名は――。
入るのが怖いような、入らないと怒られそうな(笑)
お品書きは、こちら。
すっかり代名詞となってしまった、”白目”をむいたキャラがプリントされたプリン(^▽^;
昨年で連載開始40周年を迎えた『ガラスの仮面』。
『ベルサイユのばら』連載開始から遅れて4年後に始まったんですね。
しかし、今でもつづいているという……^^;
美内すずえ先生によれば、20年前にラストは決めているそうで。
「後は描くだけ、でも納得のいく形でお届けしたいから」とのこと。
その漫画家魂はリスペクトします。
でもでも、もう、そろそろ完結させてほしいです~。
キャラは年を取らないけれど、リアルな私共は年も取るし寿命もあるんです~(笑)
ちなみに少女漫画の未完の長期連載としては、『王家の紋章』も同じ1976年にスタートしています。
細川先生は82歳。
絵が雑になったとか、同じようなパターンがループしているとかの批判もあるようですが、その御年まで現役で漫画家をなさっているとしたら、すごいことです。
「ガラスの仮面展」、東京は 9/4 まででしたが、京都では「えき」KYOTOにて、12月1日~25日まで。
この日はまだ8月でしたが、近所のもみじは。
朝夕すずしくなり、虫の音が騒がしい今日この頃。
一気に秋が来そうです。
それでは、拍手のお返事です。
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溜めこんでいたメッセージへのお礼です。
読み返してみると、やはり7月はコメントの数も多く、ファンには特別な月なのだなぁということを改めて感じました。
まだ全部お返事を書けていませんが、ひとまず書きあがった分だけ載せます。
もう2ヶ月以上前のコメントなので、書かれたご本人も、どれが自分のコメントか分からなかったりしているかもしれませんね、いつも、すみません m(_ _)m
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次は残りのお返事と、先日「ガラスの仮面展」に行って来たので、そのことを記事にしたいです。
実写版「ベルばら」も!ジャック・ドゥミ&ミシェル・ルグラン特集上映10月開催
(紹介記事のサイトに飛びます)
少し先の話になりますが、10月14日から20日まで YEBISU GARDEN CINEMA にて、ジャック・ドゥミ監督作品の上映があるそうです。
デジタル・リマスター版で上映される4本の作品の中の一本が、実写版「ベルサイユのばら」。
原作ファンからは、大ブーイングの作品ですね(笑)
とにかくキャラクターのイメージが原作と全然違っていて。
オスカルさま役の女優さんは美人なんだけれど、背がそれほど高くもなく、体型もどちらかといえば女性らしいことに始まり、アンドレが結構生意気だったり、ジェローデルが女好きの遊び人風だったりで……。
ジャルパパはといえば、オスカルさまのことをこれっぽっちも心配していないような振る舞いばかり。
私も初見ではショックの方が大きくて。
実はDVDを持っているので、何度も見返しているのですが、何度も見ると、2時間ほどの映画にまとめるのなら、仕方ないのかなと思えても来まして。
たとえば、アンドレはベルナールやアランの役割も併せ持っているから、あのようになったのかなと思えるんです。
ベルナールやロザリーはオスカルの思想に影響を与えるほど絡んで来ないし、アランは出て来ません。
そうなると、誰かがその役割を替わりに担当しなければならないわけで、アンドレに集約してしまったのかもと。
ベルナールとロザリーがそんな扱いなので、ド・ゲメネ公爵やド・ギーシュ公爵などは出て来ないので、貴族の退廃ぶりをジェローデルに担わせると、ああなるのかなぁとも(Oさまと決闘する貴族は出て来ますが)。
映画としてはそこそこ成立していて、ベルサイユ宮殿でロケしていますし、衣装も豪華、一見の価値はあるのですが、いかんせん、原作ファンが見たい部分がほとんど全部破壊されているので、劇場で一回見ただけでは、残念ながら、ファンには憤慨しか残らない恐れがある作品となってしまっています……。
DVDも持っていることですし、たぶん私は行かないかなとも思いましたが、「ベルサイユのばら」連載開始45周年で盛り上がっている今年、関連作品の上映があると知ったので、ご紹介してみました。
いつも、拍手やメッセージをありがとうございます。
7月は三が日があり、訪問者がいつもより多めで、メッセージもいつもよりたくさん頂戴したので、まずは6月分のお返事だけさせて下さい。
7月分は、近々~、すみません。
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新宿にある、ヒルトンホテル東京の1F、マーブルラウンジで催されている”世紀のロイヤル・ウェディング「マリー・アントワネットの結婚」デザートフェア”に行って来ました。
ただひたすら食べるのも味気ないので、気の置けない友人2人と一緒です(^^)♪
このフェアのことを教えてくれて、同行してくれた友、Sちゃんには感謝。
あまりブッフェなどには行かないのですが、やはり、”マリー・アントワネット”と銘打たれると、ついつい興味をそそられてしまいます。
”ベルサイユのばら”というワードには弱いですが、”マリー・アントワネット”というキーワードにも弱いかもしれません~^^;
今回、マリーさまが食したとされるレシピで作られたケーキ(マリー・アントワネット アンティークケーキ(アップルパウンドケーキ))も提供されるとのことで、それも食べてみたくて。
「マリー・アントワネットの結婚」デザートフェア イベント・サイトはこちら
ホテルに着き、予約があることを告げると、「開場まで並ぶように」と。
デザートフェアの時間は、14:30 ~ 17:30。
ホテルに着いたのは14:00 頃でした。
平日なので、そんなに混まないはずと踏んでおりましたが、列はあっという間に伸びて、ラウンジを半分くらい囲む程の長さに。
ネットで予約した際、土日や休日はもう埋まっていて、でも平日なら大丈夫かなと思っておりましたが、念のため予約しておいて、よかったです。
飛び込みだと、お席がなかったかも。
ブッフェは 14:30 スタートでしたが、14:00 くらいまでは通常営業していて、私達が並んでいる間にケーキやディスプレイが運び込まれ、準備が整っていきました。
上:運び込まれるケーキ
中:会場に飾られるディスプレイ
下:天井がら下げられるバラのフラワー・ボール
ちょっとわくわくしながら待つこと30分。
いよいよ、お席に案内してもらえることに。
薔薇のゲートをくぐってから、その先に延びるレッド・カーペットを踏みしめて。
神社の鳥居じゃないですけど(比較がいきなり和風ですみません 笑)、非日常世界への境を越えたように思えますし、ちょっとセレブ気分も味わえる演出ですね~。
ゲートは、冒頭の写真と同じものです。
”マリー・アントワネットの”と冠していますが、18世紀当時の雰囲気というよりは、ソフィア・コッポラの監督した「マリーアントワネット」のイメージでしょうか。
パステルカラーの飾りつけにケーキたち。
かわいらしいミニチュアの馬車も。
前に並んでいるのは、マドレーヌです。
チョコレート・ファウンテンには、ピンク色のストロベリー味もありました。
たいていの女性が好みそうな、可愛らしい空間。
税、サービス料等を入れると、4000円を超えてしまいますが、雰囲気料も込みですね~。
お味は上品な甘さで、スイーツにしてはたくさん食べられました。
それでも、甘いものは満腹感が得られるのか、思ったほどは食べられず^.^;(年のせいもあるでしょうか)。
甘味以外にも、パスタやラタトィユも提供されており、甘いものに飽きたら、そちらもつまみつつ時間をかけて楽しみ、結局、17時過ぎまでいました。
私たちが退出した後も、まだまだ大勢の方が残っていらっしゃいましたよ。
17世紀創業の老舗、二ナス・マリー・アントワネットからは、薔薇の紅茶が。
香りがよく、果物の酸味が感じられて、ケーキに合うと思いました。
二ナス…は、ヴェルサイユ「王の菜園」唯一のオフィシャル・パートナーなんですね。
パリのヴァンドーム広場に隣接する「ニナス・ミュージアムストア」で展示されているという、マリーアントワネットの胸像や手紙なども、もし次にパリに行く機会があったら、見てみたいです。
このお写真の、薔薇の花びらが載っているケーキが、今回、食べてみたかった、マリー・アントワネット アンティークケーキ(アップルパウンドケーキ)です。
マリーさまのお気に入りだったというこのケーキ、プチ・トリアノンで、気の合う友人たちと楽しんだのでしょうか。
確か、六本木の森ビルで開催された「マリー・アントワネット展」では、コラボ・スイーツに林檎を使ったものが多数あったと記憶しているのですが、「ベルばら」では特に取り上げられていませんけれど、マリーさまの好物だったのでしょうか、林檎。
18世紀当時は、保存・輸送方法が今ほど発達していなかったため、フレッシュ・フルーツは大変に貴重なものだったと聞いています。
林檎、ブドウに、当時、特に珍重されたオレンジ。
ちょっと話が逸れてしまいますが、オレンジについて。
原産地は中国南西部の雲南省とその周辺のインドといわれています。
アジアから、どういった経緯でヨーロッパまで伝わったのか調べられていないのですが、古代ローマでも栽培の記録があるとか(18世紀のオレンジと同種かは不明)。
温暖なイタリアならまだしも、ヨーロッパの中部から北部では、越冬が難しい植物。
でも、だからこそ、それを育てられることはステータスに。
ベルサイユ宮殿には、主にオレンジを栽培する目的で作られた温室、オランジュリーがありますね。
モネの作品が集められていることで有名なオランジュリー美術館も、かつてはテュイリュリー宮殿のオランジュリーだったとか。
オランジュリーは、ロンドンのケンジントン宮殿の一角にもありました(現在はティー・サロンとして営業中)。
林檎は冬期、温室にしまわなくてもよいでしょうけれど。
ヨーロッパでの砂糖に関する位置づけを説いた「甘さと権力」という名著もありますが、18世紀当時はまだ高価だった砂糖をふんだんに使ったケーキや果物は、宮殿や庭園の豪華さ、ファッションや文化の華やかと同じく、権力を誇示するツールの一つだったのかもしれません。
ヨーロッパとフルーツ、調べてみたいです(^^)/
今回のブッフェは、ほぼ満席の状態だったので、スイーツや飲み物を取りに行くのに時間がかかり、「たくさんお喋りしたい場合は、ブッフェ・スタイルではない方がいいね」、なんて友人と話していました。
友人が待ち合わせを早めに設定しようと言ってくれたので、その前にお喋りタイムが取れたので、よかったです(^.^)/
友達とはたくさん話せたし、非日常を楽しんだので、また日常を頑張ります!