あっといういう間に4月ですね。4月1日といえば、エイプリル・フールですが、何か小さな可愛い嘘など、ついてみましたか?(笑)
エイプリル・フールの起源はフランスにあるようで、フランスでは、ご存知の方も多いと思いますが、Poisson d'avril ですよね。
鹿島茂さんの『フランス歳時記』によれば、シャルル9世治下で、新年を3月25日から1月1日に変更する勅令が公布されましたが、それに反発する一部の人々は、昔からの習慣にのっとって、4月1日に、新年を祝う贈り物を交換しつづけたのだそうです。
そうした頑固な人たちをからかって、中身が空のプレゼントを贈ったり、架空のパーティーの招待状を送ったりしたのが、起源。
で、なぜ”魚”なのかというと、4月1日に太陽は、既に黄道12宮の白羊宮(牡羊座)にありますが、その前の星座である魚座のシンボルを「時代遅れの人」に引っ掛けて用いたとのことです。
「ベルサイユのばら」関連で、フランスに関するエピソードを調べるのも楽しいです~!
さて、連載マンガをようやく更新できました。
この休暇中のことは、原作では、ほとんど触れられていませんが、ばあやに弱音を吐いてみたり(ばあやが倒れてしまった時)、少し精神的に弱っていたと思われるオスカルさまが、アンドレに遠慮気味に接しています。
こんな遠慮しているオスカルさまは、オスカルさまじゃない~という声も聞こえてきそうですが……。
少し前に「オスカルさまは、アンドレと離れることが頭にない」と書いたことと、ちょっと矛盾するかもしれませんが、この頃から、オスカルさまの中で、彼我の区別がだんだんと生まれていたのではないかなと思うんです。
イスラエルのキブツなどの事例から、幼い頃から一緒に育つと、異性としてみることができなくなる傾向があるという説がありますが、恋愛感情が成立するためには、オスカルさまの中の、アンドレとの一体感がある程度薄くなる必要があったと思うんです。
ジェローデルに「(アンドレを)愛して……いるのですか……」と訊かれた時、「そのような対象として考えたことはなかった」と答えているオスカルさまですが、ジェローデルの言葉は、オスカル様の心の奥底では、既に男性として見ていたと推測できるアンドレに対する、意識的なレベルでの覚醒を促したのではないかと思います。
そう思うと、ジェローデルはアンドレに塩を送りまくってますね~(^^)
固い話を長々とすみません~^^;
最後に、P15のアンドレの本音を描いてみましたので、よかったら見て下さい♪
※それと、この頃にアンドレがしていたはずの習慣(ちょっと悲しいですが…)を入れて、P6を修正しました。
それでは、また。
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