13日から14日にかけての夜ですね。
アンドレ亡き後、淡々と明けた14日の朝までの記述は、原作にはありません。
オスカルさまの嘆きはいかばかりだったことか。
胸がつぶれる、筆舌につくしがたい、言葉にできない、断腸の思い、など、ふさわしい言葉を思いつくのですが、そんなものでは表現しつくせないほどの深い悲しみがあったろうと思うと、それ以上、想像することをシャットアウトしてしまう自分がいます。
他の二次創作サイト様で、13日の夜や14日の夜を描かれている作品を拝見しつつ、それもありかも、そうかもしれないと思います。
いつか、自分もその夜を描くことができるかもしれませんが、今は無理。
せめて、現代に生まれ変わった二人の愛が成就して成熟していく過程を描くことが精一杯で、この作品を書き、二度目のリライトをいたしました。
もったいつけるつもりは毛頭なかったのですが、主婦としては家族の都合もあり、その上、今回はいつもより後方注意度の高いお話だったため、リライトにも関わらず、前編のすぐ後に更新できなくて、すみませんでした。
おまけとして、後編にはイラストが付いています。知人に頼まれて描いたイラストがこのお話にぴったりだと思い、ОAバージョンに修正しました。
物語ラスト付近の二人が愛し合う描写は、もっと簡潔にしてしまうこともできたのですが(あるいはその方がよかったのかもしれませんが)、自分としては、ニ人にとって初めて結ばれたこの時は、儀式だったと思うので、妄想力を総動員し、貧しい語彙の中から言葉を拾い集めて書きました。
いや~、こういうシーンは難しいですね^^;しっとりと上手に書ける方を尊敬しつつ……。
また、現代でしかも、大人の二人が何をこんなに迷うことがあるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それも自分なりのこだわりなのですが、原作オスカルさまがアンドレに告白するのをためらっていたのも、ぎりぎりになってやっと彼に全てを与える決心がついたのも、未経験だったからという理由だけでなく、男として生きてきた33年間のバランスが急激に崩れてしまうのが怖かったという理由もあったのではと思っていて、それで、このようなお話になった次第です。
7月企画は7月末までつづけるつもりです。どうぞお時間があったら、またお立ち寄りいただけますと幸いです。
今回の更新ページへの入り口は、一つ前の記事に書いてありますので、お手数ですが、それをお読み下さい。
大した内容ではありませんが、一応念のためにパスワード付きのページに置いてあります。
つぼつぼ 拝