「おれの生まれた日」を描いていて、いろいろ気になったことがあります。
まず、どうしようか迷ったのが、オスカルさまの一人称。
自分の中では、アンドレがジャルジェ家に来てから1年ほどたった頃という設定なんですが、初めて会ったとき”ぼく”と言っていたので、”ぼく”を採用しました。
大人になってからは、”わたし”ですよね。
それで、いつから”わたし”になったのかなぁと。
フランス人なので、”ぼく”も”あたし”も”わたし”も、全部 je なんでしょうけれど、日本の漫画なので、ちょっとその辺りが気になってみたり。
日本だと、一人称をどうするかって、自己意識が表れていますよね。自分をどう見てほしいかとか。
それと、ソフィアに「わたしは小さいころ ずっと 自分を男だと思っていたのですよ ほんとうに なんの疑いもなく……」と言うシーンがありますが、いつ、実は”自分は女なんだ”と気づいたのかな~など。
自分が描いている部分と全然関係ないことまで気になって、手が止まってしまうことが多いです(笑)
MC1巻では、オスカルさまが誕生されてから、11歳頃まで話がとんで、ちび時代のエピソードはMC5巻に出て来るくらいで、ほとんど原作で描かれていないので、いろいろと想像しちゃいますね。
ちびОAは描いていてすごく楽しいのですが、そんなことを一人であれこれ考えるのも楽しいです。
PR