ジェローデル10歳。
生まれた直後から田舎に預けられていましたが、ベルサイユの実の両親のもとへとやって来ます。
自分の予想では、ジェローデルは、そこそこあたたかい家庭に恵まれていて、それでジャルジェ家にも好感を抱いていたのかなと思っていたのですが、母親は子供に関心を寄せない、いかにも貴族らしい女性でした。
この田舎で過ごした10年間というのが、ジェローデルの人格形成には重要な影響を及ぼしているのかもしれません。
「ジャルジェ家もおかしいけれど、10年間田舎に預けっぱなしというのもねぇ……」と陰口をたたかれていたので、ジェローデルも平均的な貴族の子弟としての育ち方ではないということでしょうか。
何となく、もっと複雑な事情がありそうと勘ぐってしまいます(笑)
ジェローデル・ファンの方だったら、妄想の翼が広がって仕方ないかも。
あ、でも想像していた生い立ちと違っていて、がっかりする方もいらっしゃるかもしれませんね(^^;
その後、母親のお茶会に呼ばれていたオスカルさまと初対面。
女性と知って驚きますが、その時から妙に気になって仕方のない様子。
オスカルさまが士官学校に入ると知って、自分も行きたいと父親に願い出たり、オスカルさまに剣の手合せを申し込んだり、いろいろと絡んでいきます。
まあ、手合せの結果は、その後の二人を思い起こせば、言わずもがなでしょう。
いろいろ突っ込みどころもありましたが、エピソード1よりも、今回の方が満足度は高かったです!
ジェローデルの両親が登場し、どんな家格なのかが分かりましたし、彼の名前が「フローリアン」ということも分かりました。
ヴィクトール・クレマンって、確かアニメの設定でしたっけ?
でも、きっと正式名が、フローリアン・なんちゃら……・ヴィクトール・クレマン・ド・ジェローデルとかいう長い名前なんだと思うことにします(笑)
前回はOAがちょっと添えものっぽかったんですが、今回はしっかり絡んでましたし、オスカルさまを考えあって士官学校に入れようとするジャルパパに、アンドレが意見しようとしたり、そのアンドレが逆に、「お前は常にオスカルの従者としてそばにつき オスカルを守るのだ」なんて命令されちゃったりで、萌えました~(*^.^*)
10代のオスカルさま、ジェローデル、アンドレがかわいかったです~♪
初対面のジェロに、「ちっこいな…!」って言い放っちゃうオスカルさまのヤンチャっぷりも見られました。
10歳頃って、女の子の方が成長が早いですからね。ましてや年下の彼。
10代までって、怖いもの知らずの傍若無人だったんでしょうねぇ、オスカルさま(笑)
手合せの後のオスカルさまがすごくかっこよかったし、弾き飛ばされた剣を拾い、ジェローデルに手渡した時のアンドレのドヤ顔(注:「おれのオスカルはすごいだろう!」的な)も(^^)/
次は年明けに、F伯のエピソードが掲載されるそうですが、このまま行けば単行本化も夢じゃないかも。
今号は、若い読者の方には申し訳ないなぁ~と思いつつ、「ベルばら」ファンとしては、わくわくさせてもらいました(……「マーガレット」にこだわらず、もっと読者の年齢層が高い雑誌に掲載されたら、もっと安らかな気持ちで読めるかもと思いますけど)。
何となく、「表紙だけは遠慮して、やめようよ」と思う……。
上の写真、左は、マーガレットコミックス第1巻の復刻版。なかなかよくできてました。
中の紙が雑誌と同じで、あまり質がよくないのと、カバーが表紙に印刷されてしまっているのを差し引いても満足の出来映え。
ただ、あのマリーさまの馬が暴走し始めるシーンで終わっているので、ついつい読んじゃった若い読者の方も、つづきが気になるのでは……?
で、つづきも読んじゃって、新たなファンが増えるという編集者の術中にはまってしまうのではと思いました(笑)
ベルばらグッズ懸賞もありましたよ。
応募してみようかな♪
「ベル」とは関係ないですが、浦野千賀子先生原案・監修ということで、「アタックNo.1~グラチャン編」なんて連載もありました!!
鮎原こずえが元キャプテンとして登場してます。
ギャグ調ですが……(^^;
アタックをアタックで返す技を繰り出した選手がいて、「その昔 鮎原が世界大会でソ連の選手にやり返した技…!」という解説に、「ソ連!?ロシアじゃなく!?」って突っ込みが入ってました……。
”ソ連”って、もう歴史上の国なんだ……。←わかっているけれど(^^;
「マーガレット」懐古ブーム?温故知新?
ジェネレーションギャップを感じつつ、次の掲載号も買っちゃいます、きっと。