時間ができたので、行って来ました!
もっとひっそりと催されているのかと思ったら、1Fエントランスに何枚も大きな看板がありましたよ。
平日だったので、会場の来訪者はまばらでしたが、親子でいらした方あり、男性もいて、数々の原画に50年の歴史をひしひしと感じて。
たまたま、「チーム・ベルばらです!」と、会場のスタッフさんに自己紹介されていたマダム数名がいらっしゃって、お声はかけませんでしたが、何だかすごく嬉しくなっちゃいました(^^)/
プリクラも、全然並んでいなかったので、すすっと入って、ささっと撮影して来ました!
10枚の図柄のうち、2枚選べるので、迷わず「ベルばら」と、あとは、「アタック№1」を選んだ、つぼつぼでした。
展示会場内は撮影禁止でしたが、会場入り口は撮影ОKとのことだったので、何枚か写真を撮って来ました。
枚数が多いので、一番下のリンクに畳んでおきます。ご興味ある方はクリックをどうぞ。
展示会場では、マンガ原稿の他、カラー作品、ネームなども展示されていました。
最近のカラーは線画を読み込んでPCで彩色、素材利用や加工などされてスタイリッシュに仕上げられているものがある反面、あえて今でも手書きにこだわる作品があったのに、驚きを覚えました。
PC塗りでは表現しにくい鉛筆画の風合いとか、水彩のにじみ具合とか、たぶん、女性の方がそんな細部までを愛でる感性をもっているからなのかなと。
ずっと愛読していたわけではないので、知らないマンガも多数ありましたが、どれも繊細で麗しい作品ばかり。
現在に近づくにつれ、トーンがたくさん使われて、コマ割がどんどん大きくなり、文字の大きさやフォントも指定されていたりで、時代の流れを感じました。
近年になるにつれ、描線は細く、より神経細やかに。反面、線の勢いメリハリは昔の方があったかなと思います。
私がオバサンだからかもしれないけれど、昔の描線やコマ割の方が個人的には好きかな……。
池田先生の作品は、「ベルサイユのばら」、「おにいさまへ…」、「オルフェウスの窓」、懐かしい先生の作品は、浦野千賀子先生の「アタック№1」、山本 鈴美香先生の「エースをねらえ!」、「七つの黄金郷」など。
個人的に印象に残ったのが、多田かおる先生の作品で、カラーには、背景にチェックの布地やレース、リボンなどの実物が貼り付けられていて、先生の斬新さに圧倒され。
多田かおる先生といえば、「イタズラなKiss」が絶筆となったことは、皆さん知っていらっしゃる方も多いと思いますが、その最終回が紹介されていて、すごいインパクトでした。
ヒロインがインフルエンザか風邪で伏せっていて、風邪薬を飲もうとしたところ、同居中の想い人に「飲むな。おまえ、妊娠してないか?」と聞かれて、「え?」で終わり、次回を乞うご期待の、その下に、「作者急逝のため、未完のまま、終了させていただきます」との文字が。
これは、ファンとしては、つづき気になるでしょう……と。
亡くなられた原因は、
こう だったらしですが、「ベルばら」でいえば、どこでしょう?
あの感動のオスカルさま告白シーンでブツ切りとか、アンドレが戦死した回で強制終了とか?
それは、あまりにも不完全燃焼でございます。
あと、えええ!?少女漫画!?少年漫画のまちがいじゃ!?
という絵柄の『
俺物語!!』(別マ掲載)が妙に印象に残ってしまいました。
主人公はG13や両さんを思わせる容姿で、実直な性格。同性には好かれるものの、これまで好きになってきた女の子は、全てイケメンの幼馴染が好きになって、あきらめたという……。
で、幼馴染くんと、ほれた女の子がうまくいくように奔走するんです。どこまで、いい子なんだ。虎さんみたい。
でも、ちゃんと分かってる女の子にはもててるし、親友のイケメンくんは、寄ってくる女子が主人公の悪口を言ってくるため、全部振るという……。彼も、主人公にほれてるんですね。
で、そのイケメンくんの姉は主人公が昔から好きなんですが、「あいつに彼女なんて出来るわけない!」と高を括っているうちに、かわいい彼女ができて……というハラハラ展開です。
原稿は、少女漫画で、これいいんですか!????という絵柄でした。
それに敢えてチャンスを与える集英社さんの柔軟さに敬意を。
100年後まで、マンガ文化が隆盛であることを。
お詫びが一件。
前に参照したサイトで、このイベントが有料となっていたので、そのまま以前、記事にしてしまいましたが(現在は訂正済み)、行ってみたら
無料でした。謹んで訂正させていだたきます。すみません。
無料のイベントですし、もし、東京駅付近に行かれることがあったら、足を運んでみる価値はあると思います。
「マーガレット&別マ創刊50周年展in丸の内」
開催期間:4月26日(金)~5月6日(月・振休)
開催時間:11:00~20:00(最終入場 19:30) ※最終日は18時まで
場所 :丸ビルホール(丸ビル7階)
入場無料
会場の模様は、5月2日現在、集英社の特設サイトでストリーミングにてご覧いただけます。
こちら↓
マーガレット&別冊マーガレット創刊50周年記念サイト(アクセスすると、動画が再生されます。一部環境では、見られない場合もあるそうです)