去年に引き続き、また月刊になってしまい、すみません。
当初はもっとさらっとしたエピソードにしようと考えていたのが、過去のエピソードと絡めることによって、少し膨らんでしまいました。
オリ・キャラは、あまり出さないようにしているのですけれど、エオンもそうですが、「18世紀頃の人物を参考にしたら、まあよいかな」と勝手に思っていて、フォトグラファーは、ちょうどオスカルさまより30歳年上にあたる、実在の人物を参考にキャラクター作りを試みました。
きちんと伝記を読んだりしたわけではありませんが……^^;
中編とのつながりをよくするに当たり、前編の最後に少し文章を足しております。
完璧な状態で更新せず、手直しを入れてしまい、申し訳ありません。
そちらをちらっと参照されてから、中編を読んで下さったら、とてもありがたいです。
今冬は暖冬かと思っていたところ、数十年に一度の寒さがやって来た上、大雪となってしまいました。
皆様、どうぞ怪我などなさらないよう、お気をつけ下さい。
また、ご体調も崩されませんように。
つぼつぼ
先日、近くの図書館でこんな本を見つけて、テンションあがってしまいました!
18世紀の刺繍技術を解説した本です。
ちらっと中味をご紹介。
左の写真の縫い取りに、どのような刺繍の技法が用いられているかを、右では図を用いて詳細に解説してています。
作者はマンチェスターのカレッジで刺繍テクニックを学んだそうで、技術者として働いているうちに、18世紀の刺繍について興味をもって研究したとのことです。
日本やV&Aミュージアムで当時の衣装を見て、その精緻さに溜息が出ましたが、製作過程を知ると、いったいどれ位の時間と精力を傾けて作られたのだろうと改めて圧倒されました。
このコート一着のために、どれだけの人間が酷使され飢えなければならなかったのだろうと思うと複雑ですが、作品としては芸術的といってもよいのではないでしょうか。
職人も誇りをもって製作に携わったかもしれません。
今年も残りわずか……あ、書いているうちに日本は明けてしまいました。
皆さま、あけましておめでとうございます。
旧年中の皆様の温かい励ましのおかげで、また一年間サイトをつづけることができました。
今年の11月までつづけば10周年となります。
サイトを始める際に、「とりあえず10年を目標に」と漠然と思ったのですが、何とか実現できそうです(たぶん)。
2016年も、相も変わらずのんびりマイペース更新になると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年が皆様にとって明るく平穏な年になりますよう、心よりお祈りしつつ、12月中に頂戴した
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