昨日から、ようやく子供たちの学校が始まりました。
家族揃ってワイワイやっているのは楽しいですが、やはり学校が始まるとホッとしてしまいます(笑)
子供達がいると、美術館の見学に行っても、すぐに「早く帰ろう」コールが始まるので、今日は大人だけでナショナル・ギャラリーへ。
8月は終わりましたが、ギャラリー前のトラファルガー広場にはたくさんの人が集まり、ギャラリー内も、そこそこ混んでいました。
一日で全部は回り切れないため、前回は中世までの作品を、そして今回は15~17 世紀頃の作品を見て回りました。
次回はそれ以降の展示を見て回りたいと思います。
「ヴィーナスとアドニス」(ティツィアーノ)
ティツィアーノ、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどの有名画家の他、日本では馴染みのない画家の中にも気に入った作品がありました。そんな作品はスマホでパチリ。
フラッシュなしでなら、ほとんどの美術館で撮影可なのが嬉しいです(^^)
さて、またまた『ベルサイユのばら』とアパレル・ブランドのコラボがあるとのこと。
教えて下さった方、誠にありがとうございました!
コラボ相手は、トレンチコートで有名な英国ブランド Aquascutum(アクアスキュータム)。
オスカルとアンドレがトレンチコートを着用したビジュアルが既にキャンペーン・サイトで公開されています。
英国を舞台とした、OAが登場するオリジナルストーリーの漫画も、9月12日より公開予定とのこと。
どんなストーリーが展開するのでしょう!?
現代物?
イラストのコートから軍服の襟がはみ出ているところが気になりますが、わざと残しているなら、オスカルさまって、もしかして軍人の設定?
全くの偶然ですが、ちょうどイギリスにいる時に、こんな企画が実現して、勝手にテンション上がっております(笑)
9月16日からは、全国のAquascutumショップ店頭にて、上記オリジナルストーリーの漫画の冊子が配布されるそうです!
私も1冊頂きに支店へ……って、絶対に日本限定キャンペーンですよね~^.^;
サイトで見たいと思います。
詳しい情報は下記をご覧ください。
LOVE AND TRENCH ベルサイユのばら×アクアスキュータム
Aquascutumのトレンチコートは、第一次世界大戦で兵士に提供した防水コートが原型。
その抜群の防水性と保湿性が塹壕(トレンチ)で戦う兵士たちを、雨風や寒さから守ったそうです。
エドワード7世(ヴィクトリア女王の息子)、ジョージ5世(エリザベス2世祖父)、ジョージ6世夫人であるエリザベス王妃(エリザベス2世母)によって王室御用達となっているブランドです。
それから、さいたま市立漫画会館では、原画展が。
お近くの方、何回見ても溜息ものの美しさを是非見に行ってらして下さい(^^)/
「『ベルばら』から始まった歴史ロマン-池田理代子の歴史漫画展」
期間:2015年9月12日(土)~10月12日(月)
会場:さいたま市立漫画会館
開館時間:午前9時~午後4時半
9月19日(土)15時からは、池田先生のサイン会があるそうです(関連書籍購入者、先着100名)。
さいたま市には、漫画会館なんて施設があるんですね。
『ベルばら』以外にも、順次漫画の企画展示をしているのでしょうか。
最後はグッズ情報です。
『ベルサイユのばら』メタルチャームコレクション発売。
商品名:『ベルサイユのばら』メタルチャームコレクション
種類:12種類
サイズ:約25mm×30mm
価格:1パック/500円(税抜)、1BOX(12パック入り)/6,000円(税抜)
発売日:2015年10月上旬
発売元:(株)ムービック
販売店舗:全国のアニメイト、ホビーショップ、ネットショップ 他
池田先生のオフィシャルサイトに写真が出ていましたが、デザインはなかなかゴージャスです。
ただ、素材によっては安っぽく見えてしまうので、どうしようかな。
12種類もあるんですね!
全部コンプリートすると、6,000円か~。
コレクター魂に火が着きますが……。
※1パックに全12種類のメタルチャームの中からランダムでいずれかが入っています。
※1BOXで全種類が揃わない場合もあります。予めご了承ください。
↑ この注意書きが気になりました。全部集めるまでに一体いくらかかるのか……^^;
好きなものを選んで買えるわけではないんですね…………。
急に寒くなり、先週はお腹の風邪をひいて、2日ほど寝込んでしまいました。
日本も秋めいて来る頃だと思います。
季節の変わり目は体調を崩しがち、どうぞ、皆様、くれぐれもご自愛を下さい。
夏休みも後半戦に突入。
そろそろ息子には、夏休みの宿題に手をつけてもらわなければと思っています。
夏休み中これまで、日本の学校用の問題集をやっていました。
特に漢字が書けなくなっているようです。
8月は更新停滞していますが、拍手やメッセージありがとうございます。
これを励みにまた頑張ります(^^)v
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『ベルサイユのばら』12巻を、ご厚意でベル友さんが送って下さり、先日読むことができました。
11巻からそうですが、衣装や背景は豪華で緻密になっていますね。
ドレスや、アビにジレの装飾の細かさ、美しさにうっとりです。
「ジェローデル編・2」では、ジェローデルの内面描写がたくさんあり、「あの時、そんな風に考えていたのね」と、ずいぶんと見方が変わりました。
脇役としてのジェローデルは、何を考えているか分からないところがあって、それがまた一つの魅力だったと思うので、「読者の想像にお任せします」のままでもよかった部分はあると思いますが、先生の公式設定を読ませていただけたのは、それに価値があったことと思います。
気の毒なような気もしますが、ジェローデルには永遠に一人の女性を愛する美学を貫いてほしかったので、ソフィアと恋愛関係にならず、旅立ったラストは、個人的によかったと思いました。
「死地へ」と言っていましたが、才覚も運もある人(何だかんだで近衛隊の連隊長になり、革命のどさくさでも生き残り)なので、本人としては不本意かもしれませんんが、何となく長生きしてしまったような気もする彼です。
もっとキャラクターのイメージが変わったのは、ソフィアの方でしょうか。
勘は鋭いけれど、天然な人だと思っていたのに。
以前にも書いたと思いますが、馬車の車輪が溝に落ちて立ち往生した後のカフェでの「あなたのような方のハートを……」は、オスカルの気持ちを知った上だったとすると、どういう意図でって思いますし。
「若きレニエとジョルジェット」のお話は、かなり情熱的でしたね。
国王陛下の許しが出なくても、一目ぼれしたジョルジェットと添い遂げようと思うような性格だからこそ、オスカルとアンドレのことを許したのかなと、将軍の内面が理解できた気持ちに。それに、それだけ一途に愛せる人と結婚できたからこそ、愛人を持たずだったのですよね。
初めて会った時から、こんなにも愛し、大切にしていた奥方が、オスカルさまの死後まもなく他界していることが、新エピソードの中では明かされていますが(アラン編)、このお話を読んだ後だと、余計に、先立たれた将軍の悲しみがどれだけ深かったろうと想像されます。パリに残り、王家の脱出に尽力したのは、悲しみを忘れるためもあったかもしれません。最愛の妻とずっと手元に置いて愛しんで来た末娘の死に、押しつぶされないように。
ジャルジェ将軍の最期も描かれていませんが、最晩年は、娘のうちの一人の傍で穏やかに暮らして、親族に見守られながら、愛する妻と愛娘のもとに旅立っていけていたらいいなと思います。
ジャルママの方は、初めてファーストネームが出て来ましたね。ジョルジュの子孫だから、ジョルジェットなんですね。
修道院行きも覚悟の上、親も、よくしてくれた婚約者にも背いて、愛する人に身を捧げることを選んだ彼女の選択は、1789年7月12日のオスカルさまと重なる部分があります。
ジャルママの実家が画才のある家系で、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの子孫というのは、これまでに、ほのめかしすら無かったので驚きましたが、これはあの画家さんを再登場させたかったからでしょうか?
細かい点を突きつめるときりがないのですが、10代の娘たちに、婚前交渉があったことを話すのはどうなんだろうと思ったり、でき婚じゃなくてもよかったのではと思ったり。
オスカルの誕生が1755年なので、フランツにロレーヌ放棄の交渉に赴いた際に授かった子供がオルタンスだとすると、オスカルさまとはかなりの年の差になってしまうんですよね、オルタンス姉さま。マリア・テレジアとフランツの結婚が1736年なので、それ以前とすると、19歳以上違う計算に。
ただ、オスカルさまのお姉さま方が可愛くて、幼い頃を見られたのは、幸せな気持ちになりました。
ラストは、オスカルさまを男として育てるとジャルジェ将軍が決めるところで終わりますが、これって、男児を産めなかったジャルママの負担を軽くするためかな…なんて思ったり。
フランソワ(フランツ)→ロレーヌつながりで、マリー・アントワネットの名前につながっていく下りは、オスカルとアントワネットの浅からぬ縁を感じますし、もし、これが新エピソードの最終章ならば、原点である1巻の冒頭につながる、きれいな終わり方だったと思います。
連載より、約40年を隔てての新エピソード。
池田先生におかれましては、熟成された上での発表だったことと思います。
もっとOAが見られるかなと勝手に期待していたら、全編スピンオフ作品で、実は自分がこれまた勝手に想像してきた部分と違っていた部分が多数あって、戸惑い、妄想を上書きするのに時間がかかってしまったのですが、何度か読み返すと、新エピソードを発表していただけたことに感謝する気持ちが、どんどん大きく膨らみました。
音楽や講演活動の傍らでのご執筆は大変だったと思いますが、池田先生にはこれからもご健勝で、益々ご活躍していただきたいです。
そして、『ベルサイユのばら』が末永く愛されていきますように。
すっかり語って長くなってしまいましたが、拍手からいただいたメッセージへのお礼は、「お返事です。」をクリックして、どうぞお読み下さい。
「7月のカゲロウ」の後編を up いたしました。
このお話は、これで完結です。
二人の走馬灯的なお話なので、かなり、あちこち過去に遡っております。
前編を up した時にも書きましたが、分かりにくかったら、申し訳ありません……。
7月初めのお話なので、何とか7月中に掲載したかったのです。
それで、まずは前編のみサイトで公開いたしました。
前編をサイトに載せた時点で、実は最後まで書きあがっていたのですが、後半部分で、もう少し文章的に考えたい部分があったので、少したってからの掲載となりました。
後編を直すのにあたり、前編も多少整理したり修正したりしておりますが、あらすじは変わっておりません。
MC11巻で、二人がパレ・ロワイヤルを訪れるシーンがありますよね。
そこで、二人はアンドレの幼なじみであるクリスティーヌと会うわけですが。
そこで、ロベスピエールが「アベイ牢獄のことで」と言っていて。
解放された後で、わざわざその話題はないかなと思うので、30日の決行までの間に、ああしてパレ・ロワイヤルを訪れたり、打ち合わせに参加していたりしたのかなと。
オスカルさまからアンドレへの告白は、前後のエピソードから、23日説と29日説があるようですが、私は23日説支持派で。
以前、「23日に謀反騒ぎを起こしたのに、29日になってから、ジャルジェ将軍が成敗するのは間が開きすぎでは」ということで、私は告白日を23日に取ると書いたことがありますが
、この11巻のエピソードからも、23日説を取った方が納得がいくのかなと思います。
単に、少しでも両想い期間が長くあってほしいというのもありますが(^^;
また、このエピソードは、MC7巻での王妃とオスカルとの対話と、ジャルジェ将軍とアンドレが対話するシーンの間のお話なので、6月30日の後、7月初旬であれば、いつでもよいのですが、律儀なオスカルさまのことなので、アランたちが解放されるまではそちらにかかりきりになっていながらも、いざ解放されたら、今度は王妃に一言、礼を言いに行きたくなるのではと思い、早速翌日、宮殿に伺候したことにいたしました。
こんなことしていたら、どんなに丈夫な人でも体を壊すでしょうに…………。
オスカルさま……と思いながら。
今年も7月が過ぎ去ってしまいましたね……。
今年は特に暑く、夏休み中はお忙しいと思いますが、どうぞ、皆様、お体にはお気をつけ下さい。