今月下旬から、森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)で「マリー・アントワネット」展が開催されますね。
もちろん行きます~!
前売りチケット買って、待機中です。
森美術館/森アーツセンターの公式サイトは →
こちらそれに関連して刊行された、このマンガ。
惣領冬実先生の「マリー・アントワネット」(全一巻)。
講談社とフランスの出版社との共同企画で、しかもヴェルサイユ宮殿研究センター次長の方が監修とのことで、時代考証がすばらしかったです。
全一巻なので、描かれる時間は短いですが……。
惣領先生の描く16世陛下はイケメンで、マリーさまはおきゃんで、お二人がラブラブでした。
装丁もとても美しい本です。
このマンガが連載されていたこと自体知らなくて、教えて下さった方には感謝です。
ありがとうございましたm(_ _)m
ついでに、こちらは未読ですが、「マリー・アントワネットの嘘」(惣領冬実 著)も購入済なので、近いうちに読みたいと思います!
惣領先生のフランス、オーストリア取材旅行の様子や萩尾望都先生との対談などが載っているそうです。
ああ、”マリー・アントワネット”や”ベルサイユ”と名が付くと、ついつい釣られてしまう私って、私って……(笑)
実は7月に、「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」という展覧会(Bunkamura ザ・ミュージアム 2016/06/14 - 07/31)に行って来たのですが、こちらにも、アントワネットさまがいらして。
キャッチ・コピーが”アントワネットも愛したフランスの布”で。
これは、一見の価値ありかもと思って、足を運んでみました。
18世紀半ば頃~19世紀初頭まで、フランスのジュイ村で製作されたコットン・プリントがトワル・ド・ジュイ。
このような銅版画を用いた細密な描写で、アントワネットさまが愛し、プチ・トリアノンで作り上げようとした牧歌的田園風景が多く描かれ、コットンにプリントされました。
上掲写真のチケットと一筆箋に描かれている女性の一人が、マリー・アントワネットだと言われています。
また、実際にその工場で製作された生地で、アントワネットさまがドレスを仕立てたことがあるとのことで、そのドレスの切れ端が展示されてもいました。
ただ実は、展示の半分ほどは、西洋更紗に影響を与えたインド更紗や、ヨーロッパで製作されたものでも、写真のような銅版画によるものではなく、のちにウィリアム・モリスが製作した布や壁紙に見られるような、花などをモチーフに図案化したものを木版によってプリントした布だったりしたのでした。
そうなると、キャッチコピーは誇張しすぎではと思わないこともないのですが。
展示自体は興味深くて、お金を払って行っても損した気分にはならなかったので、”アントワネット・ホイホイ”に捕まって辿り着いても、満足しました。
むしろ、上記のキャッチ・コピーが無かったら、行ったかどうか不明なので、こんなキャッチコピーにしてくれて、ありがとうと言いたいなと。少なくとも私はですが。
とにもかくにも、マリーさまを前面に押し出すことによって、集客率がかなり上がったのではないかと思います。
これまでも、マリー・アントワネットやベルサイユにまつわる展示やTVの特集は数知れずあったことを考えると、そのネーム・ヴァリューはかなり大きいと思うのです。
こんなに日本では大人気のマリーさまですが……。
友人がウィーンに行った際、私がベル好きなのを知っているので、マリーさまの肖像画でもないかと、お土産屋で絵葉書を物色してくれたそうですが、無くて。
こちらを何とか探し出して送ってくれました。
マリア・テレジアご一家の有名な肖像画ですね。
きっと、このブログを読んで下さっている方なら、一度は見たことがある方が多いかも。
彼女がいうには、シシー(オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ一世妃であるエリーザベト)はたくさんあったそうです。
王室・王族として、マリーさまはオーストリアではあまり人気がないのかな……。
マリー・アントワネットがこんなにも人気なのは、日本だけなのかもしれません。
おそらく、彼女の趣味嗜好が日本人の感性にマッチする部分があるからだと思いますが、我らが「ベルサイユのばら」が、その人気に大貢献しているのは疑いないのではないでしょうか。
ここで、一言お礼を。
惣領先生の作品に加え、「トワル…」展も「マリー・アントワネット」展も、ベル友さんに教えていただき、ベルつながりから頂いた幸せを感じました。
私の人生に彩りをくれた「ベルサイユのばら」という作品に、あらためて感謝です。
二次創作の方はなかなか更新できずにおりますが、ベル関連で充電しつつ、再スタートの準備中です。
知れば知るほど、勉強の必要があると痛感している次第でございます。
もうしばらくお待ち下さいませm(_ _)m
末筆ながら、こちらのサイトに足を運んで下さり、更新のない間も拍手などで応援して下さっている方、本当にありがとうございます。
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