ちょっとアンドレを髣髴とさせる映画を見つけたので、ご紹介です。
↓ 映画の紹介ページ
映画『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』
”目の前の相手もぼんやりとした光の集合体にしか見えない”という男性が目のことを隠し、5つ星ホテルで働くという夢をかなえるために奮闘するストーリー。
ホテルの階段の数を覚えようとするところなんて、「ベルばら」のアンドレと一緒!
鑑賞してみたら、細部は全然違うし、主人公とアンドレではタイプが違うかもしれませんが……。
この映画、実話に基づいているそうです。
実話でこういう奇跡があるのならば、アンドレにだって出来たに違いないと思えて来て。
アンドレは8歳の時からずっとジャルジェ家に住み込んでいたわけですし、オスカルさまのことなら一つ残らず見つめて記憶にとどめて来たに違いないので、この主人公の彼よりずっと周囲をだますことは容易だったのでは。
アラン達のサポートがあったとしても、さすがに戦場に赴くのは無茶だったとは思いますが、オスカルさまを一人行かせるわけにはいかないという気持ちは痛いほど分かりますもんね。
きっと、そうしなければ自分は生きている意味がないというくらいに思っていたはず。
そこまでの強い意志があればこそ、ほぼ失明していていも、それを感じさせないほどの働きができたのだと思います。
息子の受験はこれからが正念場ですが、内申点の部分で一山越えて、ちょっと一息ついております。
まだ書き始めてはいないのですが、材料はほぼ揃っているので、なるべく早く連載SSのつづきをお届けできるよう、これから頑張ります~。
風邪が流行っているようです。うがい手洗いをしっかりし、どうぞ、体調を崩さないようにお気をつけ下さい。
新宿にある、ヒルトンホテル東京の1F、マーブルラウンジで催されている”世紀のロイヤル・ウェディング「マリー・アントワネットの結婚」デザートフェア”に行って来ました。
ただひたすら食べるのも味気ないので、気の置けない友人2人と一緒です(^^)♪
このフェアのことを教えてくれて、同行してくれた友、Sちゃんには感謝。
あまりブッフェなどには行かないのですが、やはり、”マリー・アントワネット”と銘打たれると、ついつい興味をそそられてしまいます。
”ベルサイユのばら”というワードには弱いですが、”マリー・アントワネット”というキーワードにも弱いかもしれません~^^;
今回、マリーさまが食したとされるレシピで作られたケーキ(マリー・アントワネット アンティークケーキ(アップルパウンドケーキ))も提供されるとのことで、それも食べてみたくて。
「マリー・アントワネットの結婚」デザートフェア イベント・サイトはこちら
ホテルに着き、予約があることを告げると、「開場まで並ぶように」と。
デザートフェアの時間は、14:30 ~ 17:30。
ホテルに着いたのは14:00 頃でした。
平日なので、そんなに混まないはずと踏んでおりましたが、列はあっという間に伸びて、ラウンジを半分くらい囲む程の長さに。
ネットで予約した際、土日や休日はもう埋まっていて、でも平日なら大丈夫かなと思っておりましたが、念のため予約しておいて、よかったです。
飛び込みだと、お席がなかったかも。
ブッフェは 14:30 スタートでしたが、14:00 くらいまでは通常営業していて、私達が並んでいる間にケーキやディスプレイが運び込まれ、準備が整っていきました。
上:運び込まれるケーキ
中:会場に飾られるディスプレイ
下:天井がら下げられるバラのフラワー・ボール
ちょっとわくわくしながら待つこと30分。
いよいよ、お席に案内してもらえることに。
薔薇のゲートをくぐってから、その先に延びるレッド・カーペットを踏みしめて。
神社の鳥居じゃないですけど(比較がいきなり和風ですみません 笑)、非日常世界への境を越えたように思えますし、ちょっとセレブ気分も味わえる演出ですね~。
ゲートは、冒頭の写真と同じものです。
”マリー・アントワネットの”と冠していますが、18世紀当時の雰囲気というよりは、ソフィア・コッポラの監督した「マリーアントワネット」のイメージでしょうか。
パステルカラーの飾りつけにケーキたち。
かわいらしいミニチュアの馬車も。
前に並んでいるのは、マドレーヌです。
チョコレート・ファウンテンには、ピンク色のストロベリー味もありました。
たいていの女性が好みそうな、可愛らしい空間。
税、サービス料等を入れると、4000円を超えてしまいますが、雰囲気料も込みですね~。
お味は上品な甘さで、スイーツにしてはたくさん食べられました。
それでも、甘いものは満腹感が得られるのか、思ったほどは食べられず^.^;(年のせいもあるでしょうか)。
甘味以外にも、パスタやラタトィユも提供されており、甘いものに飽きたら、そちらもつまみつつ時間をかけて楽しみ、結局、17時過ぎまでいました。
私たちが退出した後も、まだまだ大勢の方が残っていらっしゃいましたよ。
17世紀創業の老舗、二ナス・マリー・アントワネットからは、薔薇の紅茶が。
香りがよく、果物の酸味が感じられて、ケーキに合うと思いました。
二ナス…は、ヴェルサイユ「王の菜園」唯一のオフィシャル・パートナーなんですね。
パリのヴァンドーム広場に隣接する「ニナス・ミュージアムストア」で展示されているという、マリーアントワネットの胸像や手紙なども、もし次にパリに行く機会があったら、見てみたいです。
このお写真の、薔薇の花びらが載っているケーキが、今回、食べてみたかった、マリー・アントワネット アンティークケーキ(アップルパウンドケーキ)です。
マリーさまのお気に入りだったというこのケーキ、プチ・トリアノンで、気の合う友人たちと楽しんだのでしょうか。
確か、六本木の森ビルで開催された「マリー・アントワネット展」では、コラボ・スイーツに林檎を使ったものが多数あったと記憶しているのですが、「ベルばら」では特に取り上げられていませんけれど、マリーさまの好物だったのでしょうか、林檎。
18世紀当時は、保存・輸送方法が今ほど発達していなかったため、フレッシュ・フルーツは大変に貴重なものだったと聞いています。
林檎、ブドウに、当時、特に珍重されたオレンジ。
ちょっと話が逸れてしまいますが、オレンジについて。
原産地は中国南西部の雲南省とその周辺のインドといわれています。
アジアから、どういった経緯でヨーロッパまで伝わったのか調べられていないのですが、古代ローマでも栽培の記録があるとか(18世紀のオレンジと同種かは不明)。
温暖なイタリアならまだしも、ヨーロッパの中部から北部では、越冬が難しい植物。
でも、だからこそ、それを育てられることはステータスに。
ベルサイユ宮殿には、主にオレンジを栽培する目的で作られた温室、オランジュリーがありますね。
モネの作品が集められていることで有名なオランジュリー美術館も、かつてはテュイリュリー宮殿のオランジュリーだったとか。
オランジュリーは、ロンドンのケンジントン宮殿の一角にもありました(現在はティー・サロンとして営業中)。
林檎は冬期、温室にしまわなくてもよいでしょうけれど。
ヨーロッパでの砂糖に関する位置づけを説いた「甘さと権力」という名著もありますが、18世紀当時はまだ高価だった砂糖をふんだんに使ったケーキや果物は、宮殿や庭園の豪華さ、ファッションや文化の華やかと同じく、権力を誇示するツールの一つだったのかもしれません。
ヨーロッパとフルーツ、調べてみたいです(^^)/
今回のブッフェは、ほぼ満席の状態だったので、スイーツや飲み物を取りに行くのに時間がかかり、「たくさんお喋りしたい場合は、ブッフェ・スタイルではない方がいいね」、なんて友人と話していました。
友人が待ち合わせを早めに設定しようと言ってくれたので、その前にお喋りタイムが取れたので、よかったです(^.^)/
友達とはたくさん話せたし、非日常を楽しんだので、また日常を頑張ります!