ナショナル・ポートレイト・ギャラリーの特別展の入り口です。
「vogue100 a century of style」
写真では分かりづらいと思いますが、時計の上の方に"VOGUE100" と書かれています。
15分ごとの入場制限がかかっていて、この時間は11:15~のチケットを持っている人のみ入ることができ、私は30分からのチケットを持っていたので、少し待っているところです。
イギリスの国立ミュージアムの常設展はほとんど写真撮影OKなのですが、特別展は禁止のため、写真がこれだけしかなくて、すみません。
カタログは買って帰りたいくらい素敵だったのですが、大変分厚くて重く、日本に送るとかなりの料金がかかると予想されたので、あきらめました。
展示は、ここ100年間の「Vogue UK」に掲載された代表的な写真を展示するもの。
引き伸ばした写真が壁に掲示されているものもたくさんありましたが、実際の雑誌がガラスケースの中に展示されているものも多数見ることができました。
引っ越しの準備をしているさなか、こんなことをしている場合ではないのですが、どうしても行っておきたくて。
なぜならば、現在連載しているSSに、有名写真家の手による撮影のシーンが出て来るから(笑)
そんなものを書いている時に、こんな展覧会があるのも何かのご縁でしょうと、是非行かねばならないと思った次第です。
アホですね^^;
この展覧会に行ったからと言って、私の文章がよくなるかどうかは分かりませんが、少しヒントとなりそうなものはありました。
そんなこんなで、少しずつ書いておりますので、大変にお待たせしていることに心苦しく思いながら、もうしばらくお待ちいただけたらと思っておりますm(_ _)m
更新できない中、拍手押して下さる方、メッセージを寄せて下さる方、励みになります。
毎回、同じようなことしか言えないのですが、ありがとうございます。本当に感謝しています。
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ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム、3回目、行って参りました。
「我ながらよく行くなぁ」と思いながらも、好きなものが一杯なので。
それに、最近できたギャラリーが気になり過ぎて。
ヨーロッパの17世紀から19世紀初頭までの収蔵品を一堂に集めたお部屋です。
好きな物ど真ん中の品物ばかりだった私は、4時間ほどかけてやっと見終わるくらいでした。
プレートに書いてある説明を読んで、細部までじっくり見て、写真も撮っていたら(ロンドンの美術館の常設展は、フラッシュをたかなければ撮影OKの場所が多い)、あっという間でした。
上の写真の真ん中に写っているのは、銀食器です。
彫像も見えるかと思います。
その他、家具、楽器や装束、武器などの展示がありました。
それぞれの歴史背景や当時の社会風俗についても、近くのプレートに説明があったので、歴史好きにはたまらない内容。
寄木細工のテーブル。
ティーセット。
それぞれに、当時流行していた物語のシーンが描かれています。
家具の中には、MA=マリー・アントワネットのモノグラムが入ったものも!
フランス革命後に流出した調度は、かなりの数がイギリスの貴族や資産家によって買われました。
個人のコレクターも多く、ウォレス・コレクションもそうですが、こちらのギャラリーに展示されている18世紀フランスの品々の多くは、ジョン・ジョーンズという裕福な商人が買い集めたコレクションを国に寄贈したものです。
あの当時のフランスのデザインや技術の高さが評価されていた現れですよね。
美術館に展示されるような物たちが日常生活に溢れていたなんて、何という贅沢な暮らしだったんでしょう。
衣装展示の中では。
これは、F伯が着ていそうかな?
そして、これはアンドレ?
そして、家ではこんなの着ていそう、ジェローデル(笑)
バンヤンと言って、男性が家でくつろいでいる時や、髪型を整えたり化粧をしたりしている最中に着たものだそうです。
清朝の衣装から着想を得たものとのことです。
豪華すぎる部屋着ですね~。
着心地はよいのかな?
あとは。
ベッドもありました。
これは、おそらく結婚しているカップル向けに作られたと思われると書かれていました。
当然、思い浮かぶのはOAの姿で(*^_^*)
結婚はしていないので、Oさまの寝室のベッドはこんな風ではなかったかもしれないですけれど。
この日は訪問3回目にしてやっと、ウィリアム・モリスがデザインしたカフェで食事することができたので、それも満足。
壁も天井も柱も、これでもかというくらい装飾が施してあります。
日本人的には、もう少し引き算してもいいのではって感じるくらい、びっちりです(笑)
窓はステンド・グラスだし。
照明は、入ってみて分かったのですが、おそらく細いガラスを編むようにしてボール状にしたもので、そこに電球がいくつか灯されています。
日曜だったこともあり、混んでいて、まだ済んでいないのにお店の方がどんどん片付けようとしたりと、ちょっと落ち着かなかったのが残念でしたが、ロンドンにしては味もよく、お値段もリーズナブルなので、もし、V&Aに行かれることがあったら、是非利用してみて下さい。
セルフサービスですが、パンやケーキやサンドイッチなどの軽いものから、カレーなどしっかりしたものまであります。
ここに限らず、ロンドンの美術館内にあるカフェはどこもお洒落ですし、お値段もお味もまあまあです。
以上、自分好みの世界だったので、少しテンション高めで失礼いたしましたm(_ _)m
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あまり更新のない中、拍手やコメント、いつも、ありがとうございます。
先日、近くの図書館でこんな本を見つけて、テンションあがってしまいました!
18世紀の刺繍技術を解説した本です。
ちらっと中味をご紹介。
左の写真の縫い取りに、どのような刺繍の技法が用いられているかを、右では図を用いて詳細に解説してています。
作者はマンチェスターのカレッジで刺繍テクニックを学んだそうで、技術者として働いているうちに、18世紀の刺繍について興味をもって研究したとのことです。
日本やV&Aミュージアムで当時の衣装を見て、その精緻さに溜息が出ましたが、製作過程を知ると、いったいどれ位の時間と精力を傾けて作られたのだろうと改めて圧倒されました。
このコート一着のために、どれだけの人間が酷使され飢えなければならなかったのだろうと思うと複雑ですが、作品としては芸術的といってもよいのではないでしょうか。
職人も誇りをもって製作に携わったかもしれません。
今年も残りわずか……あ、書いているうちに日本は明けてしまいました。
皆さま、あけましておめでとうございます。
旧年中の皆様の温かい励ましのおかげで、また一年間サイトをつづけることができました。
今年の11月までつづけば10周年となります。
サイトを始める際に、「とりあえず10年を目標に」と漠然と思ったのですが、何とか実現できそうです(たぶん)。
2016年も、相も変わらずのんびりマイペース更新になると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年が皆様にとって明るく平穏な年になりますよう、心よりお祈りしつつ、12月中に頂戴した
メッセージへのお返事です(読まれる方は「お返事です」のリンクをクリックして下さい)
師走がすぐ目の前となり、寒さが厳しくなって参りました。
皆さま、どうぞ体調を崩さないように、十分にお気を付け下さい。
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